ワンルームにて

語彙力をお母さんのお腹の中にわすれてきました かんにんね

19歳、ファイティングポーズを崩さない

 

 


『なんか性格悪そう』
『怖い 腹黒そう』
『清楚系ビ○チでしょ?』

 

 

 

どれも高校時代よく小耳に挟んだ私の噂だ

 


無理もないのかもしれない
元々キツめの顔立ちをしている上に
好きな服は黒系、または白くて女の子らしいような所謂清楚系の服をよく着て。
高校時代は スカートを短く折って常にニーハイソックス、制服はピンク色に魔改造
ずっとその様ないでたちをしていたから
何もしていなくても悪い噂が絶えなかった

弱気なくせに頑固で厄介な性格、人とコミュニケーションを取ることが大の苦手で嫌いだった17歳の私は当然のように浮いていて どこに居ても落ち着かなかったし学校のトイレで自撮りするのが趣味だった、暗い。

 


"戦い"にしなくてもいいこのオーディションで、わざわざ戦闘体勢を崩さないなんておかしな話だよなあ、とは、思う


側から見たら
自分との戦いなんて本当は誰とも戦っていないんじゃないのか
強がりじゃないのか
色々思われてるのかもしれないし
どこか遠いところでぼんやりともしかしたら、そうなのかもしれないとも思う自分がいるし
はたまた何も思われてないのかもしれない

 

今までずーっと目を逸らしてきた自分自身のいろんな側面が、ツイッターに打ち込む文字に反射して殴り掛かってくることを、あたしは素直に楽しんでる
些細でバカみたいな挑戦も克服も世界侵略もあたしにとっては同じレベルの話だしそれでいい
ひとの携帯で藍染カレンのツイッターをみた
"スカした自撮りばかりあげてるわりにツイートが泥臭いな、どれも"と思った それもそれでいい

ただもう少し肩の力が抜けたら
視野が広くなりそうだなあ、そうしたいなあというのが
今後の課題
(とか言ってる時点でもう、堅い?)

 

 

 

自分のことボコボコ殴って強くなるんだ、強くなってみんなで広い世界見るんだよ連れてくよ

 

誰に何を言われてもあたし戦うのやめない、それしか術が思いつかないしそうしていたいよ

 

 

 

 

17歳 生きづらくてもピンクのリボンは外さなかった
19歳 強がりが、ほんとうの強さになる日まで

あたしはファイティングポーズを崩さない